青空の下で

後半戦

そうこうしているうちに、休憩が終わり、体育祭は後半へ突入した。



「っー!いよいよ後半が始まったー」

猫のように伸びをしながら紗知が言った。



前半までの成績は、私達青ブロックが1位。続いて僅差で赤ブロックが2位そして、3位が白
ブロックである。




団長が、青ブロックを全員集めて言った。

「前半までの結果は青が1位だが、赤ブロックが僅差で2位だ。後半戦も気を引き締めていこう!!」
その掛け声で、いよいよ後半の種目が始まった



まず始めは、ムカデ競争。これは、青ブロックが勝った。幸先のいいスタートをきることがで
きた。



「いやー今年の青ブロックは強いねー」


「本当に。去年なんかボロボロに負けてたのにすごいね、今年の青ブロック」

と、競技を見ながら紗知と話していると、横から大介と青がやってきた。


「本当本当!まぁ、俺がいれば優勝間違いなしだって!」


「あんた自意識過剰すぎ!去年もそう言ってボロ負けだったでしょ!?」



確かに。大介は去年も、今と同じようなことを言っておきながら、ボロ負けだった。

< 74 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop