詩集Ⅰ

#"私"と貴女と貴方と



『いつも幸せそうだね』



そんなことないの

ねぇ 貴女は私のこと知らないでしょう?

ねぇ 貴女は私の本性知らないでしょう?

ねぇ 私のこと知ったかぶらないで

誰も誰も知らないの

私のことなんて

誰も誰も知らなくていいの

私のことなんて

ねぇ"私"?ねぇ"あたし"?

ねぇ"僕"?ねぇ"俺"?

そうよ私の中には4つの魂

4つの人格があるの

貴女は知らないでしょう?

貴女が見ているのは"私"だけ

貴方に隠していることがあるの

"私"は"私"で"私"じゃないの

私の身体は"私達"のもの

貴方は私を明るくていつも笑顔と言うわね

それは"私"

"僕"はそんな明るくない

"俺"は荒れてる

"あたし"は笑わない

貴方が見て囁いているのは

"私"

貴方が見て囁いているのは

誰もが知っているの

面倒くさいものと

汚いものが嫌いよね

貴方は"私"が嫌いなの

貴方は知らない

だって貴方がその眼で見ているのは

"私"の一部"私"の表面

貴方は"私"を知らない




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なんか道が外れてくのは何故
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