蓮杖探偵事務所の飄々事件簿
「ロンドン橋は落ち、河は渡れず、行き止まりとなって逃げ場を失い…」

一歩一歩近づいてくるウェンディ。

「女の子は殺人鬼にぶち殺されましたとさ…!」

彼女の右手に握られたククリナイフが、血のような赤い夕陽を浴びて光る…!

「いっ…いやぁああぁぁあぁあぁあっ!」

どんなに大勢の男達に取り囲まれて犯されても声一つ上げなかった雛罌粟が、恐怖のあまり悲鳴を上げる。

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