蓮杖探偵事務所の飄々事件簿
「仕方ないから…」

雛罌粟が呟いた。

「私が奢ってあげます…」

「え!」

「いいのっ?雛罌粟さん」

俊平と冴子が驚く。

「流石ビッチだな、やっぱウリで小金貯め込んでんのか?」

意地悪く笑う耕介だったが。

「……」

雛罌粟は無表情に彼を見て。

「最近は…探偵さん以外とはあんまりシないように…気をつけてるんですよ…?」

はにかんだように微笑む。

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