ダーリンは12歳年下✦遠恋の果てに
『もう帰るの?』
優斗が私を抱きしめて言う。
『ごめんね、帰らなきゃ。』
『やだ。』
『ごめん……』
私は優斗の腕の中から、後ろ髪を引かれながらもすり抜ける。
18歳の男の子が遠い群馬からまったく友達の居ない大阪に出てきて、きっと孤独感もあったと思う。
唯一の私とも思うように会えない。
おまけに私は何でも自分で判断して優斗には頼ろうとしない強い女。
可愛げがない。
徐々に優斗は東京の今日子と連絡を取り合って仲を深めていくようになった。
今日子はよく泣く女の子で、人に甘えるのが上手な子。
夜事電話で話を繰り返し、次第に気持ちがそっちへ移っていったようです。
それと同時に隆司からも今日子との仲は既に冷え切ってると聞かされた。
私に対して陰のある優斗を見て、
もうダメかな…
そう実感した。