ダーリンは12歳年下✦遠恋の果てに
何か体の上に重みを感じて目が覚めた。
元夫だ。
『な、なに?!やめて!』
抵抗するあたしの腕を押さえ付けあたしの体を求めてあたしの衣服を剥ぎ取る元夫。
『すぐ終わるから』
『いや!離して!』
『少しぐらい我慢しろ!』
『やだ!!』
泣いても叫んでも暴れても私の抵抗する力なんて、元夫にとっては赤子の手をつねる程の簡単なものだったのです。
『いやーーーーーーー!!!』
私は元夫の性欲を吐き出すだけの、
その為だけの玩具にされた。
『ひどい……なんでこんなこと…』
泣きじゃくる私の事を見ても元夫は悪びれる様子もない。
そして…
『はい、これ。』
そう言って私の右手にしわくちゃな五千円札をにぎらせて、自分の子を宿した新しい女の元へ帰っていった。
こんなお金いらない……
汚い!
汚なすぎる!!
私はその五千円札を灰皿に入れ火を付けた。
燃える炎をじっと見つめながら、
助けて…
だれか…
助けてよぉ…
………。
ゆうタン…
そう思ったけど、すぐさまその思いを打ち消した。
灰皿の中には、悔しさと絶望感という名の燃えカスだけが残っていた。