ダーリンは12歳年下✦遠恋の果てに

拓也と初めて会ったのは大阪市内のホテルのレストラン。

私が働いてたキャバクラで仲の良かった女の子がお客さんに食事に誘われたらしく、友達も連れておいでって事で私も一緒に行ったのだ。

レストランに到着すると男性が二人待っていた。

その一人が拓也。

『ほら、こっち座って。』
『おじゃましま~す♪』

私は拓也に促がされ隣の席についた。

色とりどりに飾られた料理が次々にテーブルに運ばれる。
どれもこれも芸術品のようなお料理だ。
私はセレブな気分を味わった。

拓也は私の3歳年上。

食品関係の会社社長でそのレストランの食材を扱っていた。
その他に飲食店もいくつか経営していて、テレビのグルメ番組でそのお店を何度か見たことがあった。

拓也は私に至れり尽せりだった。

デートの時は必ず家まで送り迎え。
車も何台か所有していて、もちろん高級車ばかり。

見た事も無い大きな左ハンドルのオープンカーの後部座席にバラの花束を乗せて迎えに来てくれた時は、

『外国映画みた~い!』

と、さすがに私は驚いた。

食事はいつも高級なレストランや懐石などなど。
とにかく金回りが良かったので、拓也の内面を見る事もせず、ただお姫さま状態のままで私は拓也と付き合っていた。

そんな中、あの忌まわしいし出来事が起きたのです。

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