ダーリンは12歳年下✦遠恋の果てに
まさか!!
私が今から群馬に行こうとしたことがばれた!?
そんなわけ絶対に無いのに、そう思うくらい焦った。
「もしもし…」
「あ、愛香…」
久しぶりの優斗の声。
懐かしい優斗の声。
私の大好きな優斗の声。
一言も聞き逃さないように携帯をグッと耳に押し当てる。
「元気?」
「元気だよ。優斗は?」
「うん、俺も元気。」
「そかそか…」
だめだ、ドキドキして声が震えちゃってるかも。
心臓の音、まさか優斗に聞こえたりしないよね?
これが電話じゃなく目の前で会話してたとしたら絶対に聞こえてたに違いない。
「あの写真早くほしいな。」
「それなら今から持って行くよ。」なんて…
言えるわけない!
「じゃあ、送ろうか?東京だよね。」
私はそう言うと、
「や、今はもう群馬の実家に帰ってきてる。」
「え?そうなの?」
…ってことは、もう東京で今日子と一緒に住んでないの?
「ん?…今日子と同棲してたんじゃ?…」
「あぁ、もうだいぶ前に別れてるよ。」
「そなんだぁ、私もだよ…」
「そっかぁ…」
私たちは結局お互い誰とも付き合ってない状態だった。