うん、きっとこれが運命ってやつだ。



~ももside~ in保健室



ガラガラ



私は、瀬戸君に運ばれて保健室に入った。



京「誰もいないね。」



も「あ、確か保健室の先生入学式の日は休むって言ってたかも。」



京「それにしても大丈夫?すごい痛い?」



も「い、いや全然へーきです!」



京「ダメっスよ。無理しちゃ。」



も「は、はい。」



なぜか、分からないけど瀬戸くんが「~っス」って付けると何かを思い出す。



京「あ、そういえば名前聞いてなかったなぁ。えっと...」



も「あ!棚咲ももです!」



京「ええええええ!?!?棚咲ももー???名札に棚咲って書いてあってまさかと思ったけど、ももちゃんなんスか?」



も「その喋り方...。『~っス』って。」



京「あ、これは小さい時の癖っつーかなんつーか。直そうと思ってるんスけど...。あ!俺は瀬戸京介!」




も「小さい時の癖ってことは...やっぱり京ちゃん!?」



京「も、ももちゃん俺のこと覚えててくれたんスかーーーーー°。>Д<。°」



も「そ、そんなに!?泣くほど!?」



京「そりゃあ、泣くっス!ももちゃんに会えたんだから!」




この、金髪のイケメン君も幼稚園の時の幼なじみの男の子でした。




でも、葉沼君に引き続きなんという変わり映え!!




京ちゃんは、全然こんなに明るくって気さくな人じゃありませんでした。



小さい時は、冷たくって愛想がなくて、いつも本を読んでるクールな人でした。



それにしても、さっきの京ちゃんの泣いてる姿、まるでわんちゃんみたいだった。



< 5 / 46 >

この作品をシェア

pagetop