うん、きっとこれが運命ってやつだ。
~ももside~ in保健室
ガラガラ
私は、瀬戸君に運ばれて保健室に入った。
京「誰もいないね。」
も「あ、確か保健室の先生入学式の日は休むって言ってたかも。」
京「それにしても大丈夫?すごい痛い?」
も「い、いや全然へーきです!」
京「ダメっスよ。無理しちゃ。」
も「は、はい。」
なぜか、分からないけど瀬戸くんが「~っス」って付けると何かを思い出す。
京「あ、そういえば名前聞いてなかったなぁ。えっと...」
も「あ!棚咲ももです!」
京「ええええええ!?!?棚咲ももー???名札に棚咲って書いてあってまさかと思ったけど、ももちゃんなんスか?」
も「その喋り方...。『~っス』って。」
京「あ、これは小さい時の癖っつーかなんつーか。直そうと思ってるんスけど...。あ!俺は瀬戸京介!」
も「小さい時の癖ってことは...やっぱり京ちゃん!?」
京「も、ももちゃん俺のこと覚えててくれたんスかーーーーー°。>Д<。°」
も「そ、そんなに!?泣くほど!?」
京「そりゃあ、泣くっス!ももちゃんに会えたんだから!」
この、金髪のイケメン君も幼稚園の時の幼なじみの男の子でした。
でも、葉沼君に引き続きなんという変わり映え!!
京ちゃんは、全然こんなに明るくって気さくな人じゃありませんでした。
小さい時は、冷たくって愛想がなくて、いつも本を読んでるクールな人でした。
それにしても、さっきの京ちゃんの泣いてる姿、まるでわんちゃんみたいだった。