外で桜が舞っている

 「こんな夜に、あいつの名を呼ぶことがないように。俺だけを見ていればそれでいい」

 「随分ね。あたしはミズキの名しか呼ぶ気はないのよ」

 「それなら幾時間でも、あなたが俺を呼ぶその時まで傍にいるとしよう」

 「誤解されるからね、その言い方。犯罪チックよ」

 「かまわないさ」
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