anjel
まあ、翔輝とはちょっと顔合わせづらくて、
朝は一人で来ちゃった。
だって、両思いだよ?
こんなの初めてだから、緊張しちゃって無理。
帰りは、バンドの練習してから、
一人で帰ろ………
「あ、幸望。
前のドアのところ、翔輝くんいるよ?」
ビクッ!
見ると、翔輝がこっちを見てる。
「……行かなきゃ、だめ?」
「当たり前。
そんな可愛い言い方しても無駄よ!」
「可愛い言い方なんて、してないもーん」
私はそう言って、渋々翔輝のところへ行った。