anjel








私はカバンから携帯を取り出し、


みっくんにメールをうつ。


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To▷みっくん

こんにちわ(*^^*)
明日の路上ライブ来れますか?
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送信、と。


すると、すぐに返ってくるメール。


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From▷みっくん

なにがなんでも行くよ!
今日の練習、3時ごろなら行けそう
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「みっくん明日の路上ライブ来るって!」


メールを見せながらそう言うと、


「さすが瑞希〜♪」


「ま、来てくれなきゃ困るしな」


「…あと2時間か」


嬉しそうにそう言う先輩たち。


みっくんは本当にみんなから好かれてるなあ。


というより、信頼されてる感じがする。


もちろん私は他の先輩も信頼してるけど、


みっくんは、なんだか格別って感じかな。


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To▷みっくん

みんなにメール見せたら
すごく喜んでましたよ.゚*・♔
待ってますね(*^^*)
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「よし!瑞希来るまで完璧にしとこうぜ!!」


亮くんの言葉に頷いて、携帯をカバンに入れる。


お菓子食べちゃったし、ちゃんと声出るか心配だな……


「あー、あー、」


…うん、大丈夫そう。


それからみっくんが来るまでの2時間、


休憩なしに練習した。










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