やっぱり愛おしい
いつもより優しいキスに胸が高鳴る。
でも聞きたいことが、まだ解決できてないことがあり過ぎる。

唇が離れた瞬間私は
「貴晶さん、聞いてもいいですか?」
と、貴晶さんの顔を見ると
「ああ、何でも聞け。俺はやましいことなど何もない。」
貴晶さんは自信をもって言ってくれたから、私も怖がらずに聞きたいと思った。

「日曜日にAホテルにいたのは、本当に貴晶さんじゃないんですか?」
すると貴晶さんジロリと私を睨み、はぁっと軽くため息をついた。
「まったく、お前は今まで俺の話をどこまで聞いていたんだ?
ボーッと話を聞いてるから、仕事でも初歩的なミスをするんだ!!」
そう言って貴晶さんは私の頬をつつくと
「いいか?今からもう一度言ってやるから、耳も頭も真っさらにして良く聞いとけ!!
茉優莉、俺は一卵性の双子の兄だ。
弟の方が来年結婚する予定で、お前が見たのは弟の方だ!!
きちんと話を聞いて覚えとけ馬鹿!!」
そう言って私に、言葉のカミナリを落とした。





























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