浮気クラブ
「おはよぉ~」

休み明けの学校は皆だらしない姿だった。
私も夜更かししたために眠くて机にはいつくばっていた。
このまま放置されていれば完全に寝れるだろう。

「おはよ!メアメア!」

朝から威勢の良い彼女・ミサキは爽やかな笑顔を見せていた。
ショートヘアをなびかせてタオルで汗を拭く横から消臭スプレーのレモンの香りが漂う。
ミサキは陸上部のために朝練を毎日している。

「メアメアも走れば?眠気飛ぶよ?」
「うん~、でも私走るの苦手だしなぁ~」
「でもタカシは毎日走ってんじゃん」
「あれは、購買で朝ご飯と間食用を買いに行ってるだけ~」
「あははっ、運動してると思ってた!」

そう笑う前にタカシがパンを四つ持って現れた。

「今日レアの目玉焼き入り焼そばパンあったぞ。ほらっ」
嬉しそうに私に見せる彼に私は
< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop