黒龍





少し沈黙が続いたが



「じゃあ私はペペロンチーノ」


とメニューの
ペペロンチーノを指さす。






「ペペロンチーノなんて、
 珍しいな」



いつもは
ミートソースの楓。



「翔司好きでしょ?」



そう言って、
呼び出しボタンを押して


やって来た定員に
メニューを頼む。






「どうしたの?」


固まっている俺にそう聞いてくる。





「…ありがとな」





そう言って
恭介の頭を撫でるときよりも
優しく楓の頭を撫でる。



すると楓は、

「こちらこそ」


と、微笑んだ。




< 255 / 366 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop