トワイライト
  すると慎也はきつく腕を回した美有の耳たぶに舌を這わせ、少し荒くなってきた息を軽く美有に吹きかけ
「美有好きだよ。愛してる」
  と言った。




「あっ、うーん。し・慎也ダ・ダメ。あっ、あーっ慎也私も愛してる……」
  と言うと美有はトロンとした目をしながら、思わず身をよじった。




  尚、一度火が点いた男の欲望はもはや止められず、慎也の細い指は次第に美有の耳たぶから鎖骨へとゆっくりと降りて行き、美有の胸の膨らみを通過して緩やかに下へと降りていった。




  ちなみに美有はその時『どうか可愛い天使が私と慎也の下に舞い降りて来ますように……』と強く祈るような気持ちで、慎也に身を任せた。
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