ワイン恋物語
根本さんに案内されるようについたところは、ワインセラーがいっぱい並べられている部屋だった。

…ワイン?

「あの、根本さん?」

「どうしたの?」

根本さんの手には1本のボトルがあった。

「あの…」

「飲めない?」

わたしの話をさえぎるように聞いてきた根本さんに、
「飲めますけど…」

条件反射と言うように、わたしは答えてしまった。

でも明るいうちから、しかも業務中である。

「じゃあ、いいじゃん」

根本さんは笑って、ボトルの栓を開けた。

「あっ…」

開けちゃった…。

いつの間にか用意されていたグラスに、ワインが注がれる。
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