【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
瑞希の嘘
引っ越し先に祐輝の母親が顔を出した。


「祐輝から聞いたよ。婚姻届け出してきたんだって?」


「相談しないで勝手に出してしまって…すみません。私の誕生だったものですから…」


「子供じゃないんだから、相談なんていらないわよ~よろしくね瑞希ちゃん」


「こちらこそ…よろしくお願いします」


二人で借りた部屋は、日当たりが良い二階の部屋で、窓を覗くと、公園が見える。


小さな子供達が、母親達と遊ぶ姿が見えた。


「ここの場所なら、子供育てるにもいいわね~お父さんの病院もわりと近いし、時々泊まらせてもらってもいいかしら?」


瑞希は祐輝と相談して、部屋を借りる時には、母親が別に泊まれる部屋があった方が良いという話しになった。


母親は瑞希の体のことは知らないが、いずれ話さなければいけない時もあるかもしれない。
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