【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
恋心…恋愛
「美味しいよ瑞希…この魚の煮付け、良く味がしみてて、俺の好みの味だな~」


「良かった~祐輝さん…祐輝が寝ている間に急いで煮付けたから、どうかと思ったんだけど、喜んでもらえて嬉しい…」


何だか不思議だった。


ずっと昔から瑞希を知っていたような、そんな気持ちの祐輝…


瑞希も、同じようなことを考えていた。


日中、筒井という男性と話したことは、伏せていた。


祐輝を支えると言った言葉に嘘はない…生まれて初めて、瑞希は人を愛する、守りたい、支えたいという感情を祐輝と出会って思うようになっていた。


祐輝の喜んでくれる顔が嬉しくて、祐輝の寂しかった心を少しでもあたためることができたなら、自分も幸せを感じる…


そんなふうに思っていた。


祖母が亡くなって、甘えられる人がいなくなり、孤独な自分の心に、恋という形であたたかさを感じさせてくれる祐輝…
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