お前は俺しかいねぇだろ?








そして俺の番まで回ってきた。


「ほれ、見せろ」


俺も渋々見せる。


「違うな」


ほッ

良かった。

よく分かんねぇけど。

そして俺の次が葵だった。


「おい、てめぇ見せろ」

「嫌」

「ん?お前か?」

「なにが?」

「ぢゃー見せろ」

「嫌」


え?

葵……??

どうして……??


「いいから見せろッ!!」

「ちょぉ……」


葵の抵抗はあっという間に

かわされ、腕が見せられた。


「ほーぅ。

お前か」

「……ッ……」


え?

葵…??


「ちょっと来い。

それともみんなの前がいいか??」

「……行く」

「来い」


葵は男達について行った。





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