お前は俺しかいねぇだろ?

過去






俺が小学5年生のころ、

ある事件が起きた。

実は俺は学校で王子様キャラを

演じていていつも我慢をして生きてきた。

そんな俺に本命の女の子ができたんだ。

いつも俺のそばにいて、

初めて守りたいって思った女の子。

でもある日、その事件が起きた。


「キャーーー!!」

「え、どうしたの?」

「男子が喧嘩しているの!

爽様、止めてーー!!」


好きな人にそんな事を言われたから

止めるしかないと思った俺は、


「コラ。どうしたんだ?

喧嘩なんかしちゃだめだよ。

何があったの?」

「ニコニコしてんじゃねーーよ!

キモいんだよ!!」


ボコッ


「キャーーー!!

爽様ぁぁぁぁ!!!」

「男子サイテーー!」


殴られる事に慣れていた俺は特になにも感じなかった。けど、


「小田切さぁ、女子にモテたい

からってキャラ作りすぎ。

それにさぁ、お前

田辺栞が好きなんだろ??」

「!!!」

「えッ?////」


田辺栞。

本人はこの場に居たため

その話を聞かれてしまった。


「ほらぁ。ビンゴ!!すっげぇ。

オレ、天才~~♪」


その時、俺はキレて暴れまくった。


「てめぇら、調子乗ってんじゃねぇぇよ!!

俺はなぁ、こんな地味な女好きじゃねぇよ!!」


言った瞬間、ハッとした。


「ひどい…ひどいよ…。

ひっく…っく…」

「あ…今のは…その…」


本当の事を言おうと手を

差し伸べたら


パシッ


と弾き返された。


「爽様、最低ね。かわいそう。

こんな性格だなんて知らなかった」

「ひっく…ひっく…」


次の日から俺の人生は変わった。

だから、女に近づかないって決めた。




< 8 / 45 >

この作品をシェア

pagetop