復讐のkiss
「オレは神に誓う、

どんなことをしてでも、

ミラの命も、そしてラメセス、

お前の命も守ってみせる。

それが俺達が双子に産まれた意味、

オレに課された運命だと思ってる」


そう言ったオシリスは、

静かに部屋を出ていった。


ラメセスは、

私を抱きしめる腕に、

少しだけ力を込めた。


…ラメセス、

貴方は弟の為に、

私にウソをついた。

それを知ってしまった私は、

貴方を殺すことなどできない・・・


貴方は本当は優しい人、

心の広い、心が純粋な人。

…私が心から…愛してしまった人・・・
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