復讐のkiss
レイラの後を追って、

バラ園に急いだ。

両親の仲睦まじい姿が目に入り、

私とレイラは息をひそめた。


・・・後ろに回り込み、

レイラは二人を驚かせようとした。


その時だった。


突然、2人の騎士が現れ、

一瞬のうちに、

目の前で、2人が切り刻まれた。

私は体でレイラの顔を覆った。


私は涙を流した。

でも一言も発することはない。

レイラを死なせるわけにはいかない。


本当は今すぐそこへ飛び込んでいきたい。

もし殺されても、悔いなんてない。

大好きな優しい両親が死ぬのを黙って見てるなんて・・・


でも、父からいつも言われてた。

『私たちに何かあった時は、

ミラ、お前がこの国を・・・

レイラの事を、守るんだよ?

ミラはこの国の王位継承者なのだから』

・・・と。
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