【短】女子高生と幽霊
幽霊×女子高生

存在と名前

夏休み、家族で墓参りと墓掃除にやってきた。

顔も分からない私たちのご先祖様が眠る場所。
炎天下の中でやるのはかなりの体力が消耗される。


「隣のお墓誰もお参りに来てないのかな?」

「来る人が居ないのかもしれないわね」

「かわいそうだね」

誰も来てくれないと、きっと寂しい。私が死んで誰も来てくれないと寂しいなぁ。


「じゃぁ芽衣(めい)、あなたが綺麗にしたら?喜んでくれるかもよ?」


お母さんはそう言うけど、他人のお墓って勝手に掃除して良いものなのか?


「良いのよ!お母さんたち飲み物買ってきてあげるからちゃっちゃっとやってしまいなさい?ボランティアだと思って!」


エスパー?そして強引。
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