【短編】狼少女と先生と。

蓮覇side






「ここ座って。」


いきなり空也が来たと思ったら
柏木明日香も一緒だった。

その柏木は具合が悪そうで。
取りあえず座らせて、紅茶を出した。


「・・・美味しい。」

「蓮覇の紅茶は最高だからな。」

「いいから、空也。」


改めて近くで見ると
鈴さんそっくりだな・・・。
空也が構いすぎるのも仕方がないくらい。


「で、何しに来たんだ。」

「さっき彼女が、死んだ猫を生き返らせてな。」

「はぁ!?」

「その説明をしてもらおうと思って。」

「や、なんでここで。」

「私が頼んだの。
 あまり人に聞かれたくないから。」


突飛すぎてついていけない・・・。





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