俺のこと好きになるの禁止だから!!



「ど~しようかなぁ~そんなの適当に書いちゃえばいいしね~」



ちょっと意地悪そうに言う私。



「え?それじゃ、こ、困るんだけど…」



困る?



困るって…何?



「私、まだ正式に告白なんてされたことないしなぁ~」




告白してくれれば考えるけど~


な~んて言ってみた。




「…え”?」



ちょっとうろたえているツバサの顔を可愛いって思っちゃったんだ。



少し考えてからツバサはこう言ったんだ。



「俺と付き合ってこの日記帳を埋めてくれ!」



「ダメ!却下。」



「何でだ!バカかお前、課題できないじゃないか!」



「だって、愛を感じないんだもん。」



…付き合う?


私が?神野君と…?


こんな風にからかってるけど、


本当はツバサと話せて楽しいって思ってる。



そう感じていたんだ。



「オレトツキアッテクダサイ。オネガイシマス」



「なによ、その投げやりな態度は!?キミ、女の子の扱い赤点だよ?」



「俺にはこれ以上は無理だ!許せ!」



と、言うと黙って真っ赤な顔をしている彼。



「…わかったよ。20日だけだよ」



そんな彼を見てついついOKする私。



ホントにこれでよかったのかな?


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