俺のこと好きになるの禁止だから!!



ヒカリ、勘がいいからなぁ…



黙っててもわかるかな?






~ピロピロリン♪~



『ホントに?』



またしてもメール。



今日ツバサから告白されたときのことを思い出す。



あわてて何とかしようとしているツバサの姿が思い出された。



「あの時、ツバサの顔見れた気がするな…。」



あの時のあの空間は今日のことなのに



まるで夢を見ているかのようにはるか遠くの出来事のように思えたんだ。



・・・・。



「『ツバサ』って呼んでいいよって許可。出ました!!」




とだけヒカリに送った。




『ホント!?』




と、すぐに返事が返信ってきた。




「ほ、ホントだって!!」



じ、自分でも夢かもって考えてるけど。




ヒカリからは『明日詳しく聞かせて』と言われ、それに応じてメールを終えた。




ただ、最後に、



『おめでと』



ってメッセージがあったけど。




「はぁ…」




20日間限定のツバサの彼女かぁ…



勉強に演技練習。



これ、彼女って言うのかな…?



なんてことを考えながら、携帯を机の上に置いた。




「明日からも、頑張らなきゃ!!」



ツバサと一緒に。



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