シルティアの魔術師
在りし日
金色の鳥が向かった場所ー


それは、魔術地区の一角でした。



バサッ…


太陽の輝きをその翼に称え、鳥はその地に降り立ちます。


「姉上!」


降り立つとほぼ同時に、少年の声が近づいて来ました。



鳥の背に乗っていた人物は、その声を聞いて一瞬安堵の表情を見せました。
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