君が好き。~完璧で女嫌いなカレとの恋~
女の友情、上司の信頼?
「藤原係長のバカ野郎―!」


カキーン!と良い音と共に私の叫び声が響き渡る。


本日週末の金曜日。

時刻19時過ぎ。


営業部に赴任してから5日経ち、やっと明日は休み。


溜りに溜まったストレスをどうにか発散したくて、私は一人近くのバッティングセンターへと足を運んでいた。


「ハーッ!スッキリした!」


この五日間は本当に酷かった。

自分で言うのもなんだけど、自分で自分を誉めてあげたいくらいよ。


私なんてあそこでは空気と同じよ。


小山君くらいだわ、私を人として見てくれているのは。

それでもめげずに毎日毎日決まった時間に、コーヒーやら紅茶やら出してはみたものの、小山君以外誰も飲んでくれなかった。


おかげで毎日水分だけでお腹が一杯になっちゃったわよ。


それに―…

一番悔しいのは、東野さんに全く必要とされていないこと。


毎朝、秘書課に寄って東野さんの1日のスケジュールを把握するものの、邪魔者扱い。


スケジュールを知っているのに、何も出来ない私。


「なにもかもダメじゃない」


色々な気持ちがぐちゃぐちゃ。

悔しくて悲しくて…

腹が立ってムカついて…

どうしたらいいのだろう。
< 42 / 411 >

この作品をシェア

pagetop