未定
mitei

カーテンがひらりひらり、と揺れさわやかな風が頬を撫でる。

斜め前には大好きな一輝君の姿。
女の子が騒ぐようなイケメンでも成績優秀でもなく
明るい人気キャラでもない。


むしろ一輝君は教室の片隅にポツンといるような、そんな人。

友達はいるけど、一輝君は自分の話をしない。
うんうん。って皆の話をひたすら聞いてる。
一人のときは、ずっと音楽を聞いていたり何かをノートに書いてる。

最初は、とても静かでなにを考えてるのか分からなくて
怖いイメージがあった。


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