イジワル上司のヒミツ
「・・・・」


剛志からのメール。



私はため息をつき、また携帯をレンジ台に置いた。



別にすぐ返事することもないよね。

後ででいいや…


そしてまたキッチンに立ち、野菜を切る。



剛志…

そんなにバイト忙しいのかな……


今日だって、結構久しぶりに会ったし…



これって、付き合ってるっていえるのかな?

剛志が忙しいのは仕方ないけど、週に1回くらい会える時間つくってくれてもいいのになぁ…




ス……



っ!


突然後ろに気配を感じ、とっさに振り返ると…



「お前…野菜切れんのか?」
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