幽霊女に恋をした。



「お、来た来た!」



柊羽と真堂はもう来ていて




「おっせぇよ」



と、いつも通り不機嫌面の真堂。






「遅くねぇよ。まだ待ち合わせ時間5分前だ」




「5分前行動って小学生かよ」





また言い合いが始まりそうに



なった時、隣で晴がくすくす笑ってる



のに気づいた。





無言で晴のほうを見ると、






「二人の言い合いが小っちゃい子の言い合いみたいですよ?」




と言って笑った。





「「…」」




俺と真堂は、一瞬黙る。




「晴に子供みたいって言われたら終わりだよな」



と、俺がつぶやくと。




< 320 / 357 >

この作品をシェア

pagetop