お前に拒否権はないっ!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「おーい!誰だよ!!教室で陰毛落とした奴!!!!」



「ここらへんの席って…柊らへんじゃね??」




「…えっ、違っ!!!」




「ちょっと男子やめなよっ!!柊さん、ちょっとくせっ毛なだけじゃん!!!」




「ちょっとじゃねーよ(笑)

てかこれ柊のだったら、柊は頭に陰毛付いてるのと一緒じゃん(笑)」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






やめてーーー!!!!




勢いよく起きると、そこはいつもの教室で、先生がいつものように授業をしていた…。




当然、いつものように怒られる…―。



香織が口パクで



「バーカ(笑)」



ってやっているのを無視した。






でも、夢で良かったぁ…―。




あの日のことが今でも忘れられない。



また、あんなこと言われるのは冗談でも嫌だった。




だから隠さなければいけない…絶対に。

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