Summer time



それにしても…

チラリと窓側を見る


楽しそうに女子たちと話す海斗
あの女の子たちとはどうゆう関係なんだろう?


…って、あたしが気にする必要ないし!!


そう思って机に伏せると
肩を叩かれる



このクラスに知ってる人はいなくて不思議に思って、顔を上げると


「海斗!?」



さっきまで窓側にいたはずなのに…なんで?


「秋穂大丈夫?具合悪い?」


な、なにが?


あたしがポカンとしていると海斗は慌てた様子で



「いや、なんでもねー!
うん。気にしないで!」



そう言った海斗の頬が少し赤い気がしてクスリと笑った


「はっ!?秋穂、なに笑ってんだよ!」


「なんでもなーい!」



どうしよう。
あたし君のことがすごく気になります。


高校入学初日
席が偶然、前後の君が…



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