Wonderful DaysⅠ
「それは、婚約者でもですか?」
それを口にしたのは、最後の賭けだった。
「え、婚約者……?」
「まだ公にはしていませんが、俺とマリアは婚約しています」
俺の言葉に、驚きで目を見開いた高良さん。
「魁君が、ウィンザー様の婚約者?」
呆然とする彼の言葉に頷けば
「…………結城……ゆうき……ゆう……あぁ、そういうことか……」
何かに納得したように呟いて
「君が本当にウィンザー様の婚約者ならば、彼女に会わせてあげることができるよ」
今度こそ俺の体を起こして、笑顔で答えた。