《BL》ボーイズ・サマータイム

「やっぱ、そうなる?」

「やっぱ、そうなるな」

「……まあ、たまにはね」

「そう、たまにはな」

すると、奴は重い腰を上げ。

「オレんちに来るなら、オレんちのルールに従えよ?」

「なんだよ、ルールって」

「まあ、オレんちに来てから発表するわ」

「なんだよ、もったいぶるなよ」

すると今度は奴がにたりと笑う。

「気持ちわりぃな。変なルールじゃねぇだろうな」

「多分ね」

奴は、カラカラと笑いながら外に出ると、隣室の玄関を開けた。

「どうぞ」

密閉されたその部屋は、たまらなく蒸し暑い。

「エアコンつけてくれ、暑すぎる」

「だから、オレんちに来たらオレんちのルールに従えって言ったじゃん」

「はあ?」



まさかこいつ。

何が何でもエアコンつけないつもりじゃねぇだろうな。



と思ったのもつかの間。

奴は俺の頭をすばやく抱え込み、唇を重ね、舌を絡ませてきた。






……やべ。

とろけてしまう……。






「ここはオレの領域だからな。オレの欲望に従えよ」

少しドスの利いた声に、逆らう余地などなかった。



熱いキスを何度も繰り返し。



押し倒され。



乱暴に服をはぎとられていく。



息が上がる。



嫌でも汗がにじむ。






……もう。

エアコンのリモコンを探す余裕など、俺にはまったくなかった。




fin

< 2 / 3 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop