小悪魔な彼
 
恥ずかしさなんて、どこかに消え
今は触れられなかったこの数日を埋めたい。


やっぱり颯太は頭がいい。

きっと自分が離れることで、あたしが自分の気持ちに気づくと分かっていたんだ。


何度も何度もキスを繰り返し
次の電車が来るとアナウンスが流れたころ、ようやく唇を離した。


そして……




「……好き…」




ようやく、あたしの心は確信へと変わった。

 
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