The side of Paradise ”最後に奪う者”
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ダバリードの創立記念日を祝う式典への出席が、いつの間にか予定に組まれていた。
涼の体が固まった。
「僕じゃなくていいだろう」
眉を不機嫌そうにしかめて、招待状を投げ出す。
「まあ、そうですね。
欠席にしておきますか」
涼は成介を斜めに見上げた。
「他の者に行かせろよ」
「先方に失礼の無い程度の役職者は、予定が空いていないんです」
「代わりに僕が予定をこなす」
成介はため息をついた。