The side of Paradise ”最後に奪う者”
するするとグラスを空けていくのを涼は見つめた。
グラスを置くと涼と視線が合った。
ああそうだ、こいつと寝るんだった。
これ以上飲むわけにはいかない。
ずしりと気が重くなった。
「おいしい?」
「ん?」
「空けっぷりがいいから、気に入ったのかと」
「いつもこんなだろ」
綺樹は笑って瞬の方に視線を流した。
隣に座っている女。
確かに顔もスタイルもいい。
目立つ。
たぶん、社会の問題や経済の話も程ほど出来る感じがする。
と、するとランクはかなり高い。