The side of Paradise ”最後に奪う者”
「成介のこと気になる?」
休憩で明るくなると、涼はグラスを下げてもらいながら、何気ない様子で聞いた。
「なに?」
突然の問いに綺樹は驚いた。
「いや、聞くから」
「絶対的にそっちの方向は無いだろう」
心底、驚き呆れてた。
「遊び相手に一番遠いぞ」
「遊び相手、にはね」
「その方向もお互い、好みというものがある」
綺樹はあきれ果てて足を組み、椅子の背に寄りかかった。
「成介はお買い得物件だなんて勧めるなよ」
「勧めるか」
思わず噛み付く。
言わずにはいられない。