The side of Paradise ”最後に奪う者”
「そりゃそうだろうな。
いいんだ、僕が花蓮と一緒に回りたいんだから」
そう言って、3人でガイドと共に車で市内を見学し、夕食を食べた後に部屋に戻ったが、綺樹が帰って来た様子は無かった。
成介と花蓮は自分たちの寝室に引き上げて行った。
綺樹は、今日は仕事に出ているのだろうか。
それとも接待であちこち見ているのか。
こっちの土地のほうが日本より蒸し暑いぞ。
大丈夫か。
変な接待を受けていないだろうな。
中国人らしい接待を受けそうになったことがある涼は、ちょっと眉を寄せた。