またね…
やっと止めてくれたときはもう歩くことすらできないくらいだった。



でも私は最後の力を出して自分のバックを取って家を出た。



自分の力でタクシーをひろって、香奈の家まで頼んだ。


もう、頼れる人は香奈1人なんだよ。



タクシーの運転手も私の身だしなみを見てびっくりしていた。


でも、何も聞いて来なかった。

私にとってはすごく嬉しかった。




香奈の家の前まで着けてめらい、チャイムを鳴らした。



「はぁーい!」



そう言って最初に出てきたのは香奈だった。


あのとき、香奈でよかった。


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