契約妻ですが、とろとろに愛されてます
「あれだけ素敵だと女の人なんて選り取り見取りじゃない?なぜに柚葉を選んだのか……」


「ちょ、ちょっと佳美先輩、酷いですっ なぜに私を選んだのかって……私にもわからないんですけど……」


自分でも思ってしまうけれど、人から言われると本当にそうなんだと落ち込む。


「修二によれば真宮さん、柚葉にべた惚れって話だから大丈夫だよ」


麻奈が笑って言った。


「え……?べた惚れって……?」


「柚葉の話をする時はデレッとした顔になるって修二が言っているから間違いなしよ?」


デレッと?デレッとした顔をしている琉聖さんなんて想像できない。修二さんと何の話をしているのか気になる。


「あんな真宮さん、今まで見たことないって言ってたし」


「うわーっ あんな良い男に愛されちゃって柚葉、幸せもんっ!」


更に佳美先輩は羨ましそうに言った。


話は弾み、ふたりはしばらく経ってから帰っていった。ふたりが帰ってしまうと寂しさに襲われた。


早く退院したい……。


元気なふたりが羨ましく思える。


一週間前の再検査も気になる……もう結果が出る頃だよね?


熱も出しちゃったし……どうか悪化していないで……。


私は横になりながら、そんなことを考えていた。


もうすぐ夕食、しっかり食べて体力をつけなくちゃ。



< 150 / 307 >

この作品をシェア

pagetop