契約妻ですが、とろとろに愛されてます
「りゅ、琉聖さんっ」


琉聖さんの顔が降りてきて唇が重なる。唇が重なると、何もかも忘れて琉聖さんを受け入れてしまう。深いキスに立っていられなくなって、琉聖さんの首に腕を回した。


私の息遣いが乱れ、心臓の鼓動が早いテンポで上下する。


「ゆずの唇は甘いな……寝室へ行こう」


抱き上げられて唇を重ねながら寝室に向かう。


ベッドの上に座らされると、その先を期待してしまう私の気持ちとはうらはらに琉聖さんは離れた。


思わずポカンと見ていると、琉聖さんは私のナイトドレスを手にして戻って来る。


「琉聖さん……?」


「今日は疲れているだろう?俺が着替えさせてあげよう」


「えっ……」


その先を期待してしまっていた私はポカンとしていた。


そこへ琉聖さんの手が私のブラウスにかかり、ボタンを外していく。


膨らんだ胸にひんやりした手が掠める。


「じ、自分で出来ますっ」


我に返ってブラジャーを外そうとするその手を押しとどめようした。


「しっ、黙っていろよ 恥ずかしいのなら目を閉じていればいい」


そんなこと言われても……目を閉じたらもっと恥ずかしい気が……。


目は閉じられずに、私を着替えさせる琉聖さんの顔を見つめていた。


「そんな顔で見つめないでくれないか?」


「えっ?ど、どんな顔をして……?」


「俺を熱く見つめていた」


甘い笑みを浮かべた琉聖さんは唇をそっと食むようなキスをした。


「これでよし、さあ化粧を落として眠るんだ」


保護者のような琉聖さんに頷いて、私は立ち上がった。

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