ヤンキーガール×ヤンキーボーイ

かつら

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「わり、かなり遠回りした」






家についたらしい。








龍はそう言いながらあたしを下ろしてくれた。




つか自分で降りれるんだけど。




「総長も大変だよね」




「……」





言葉にすると、まさしくシラーって目をされた。





「なにその目。


……これあんたん家?」




龍がうなずいた。





あたしは見上げて呟いた。





「たっっっか。」






超がつくほどの高層マンション。ロビーも広くて、なにかのホテルみたいだった。

龍はエレベーターに乗り込むと最上階のボタンを押した。



向かった先は角部屋。あー、一人暮らしでアパート借中のあたしにとっちゃ羨ましい限りだ。

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