セカンドプリンセス〜episode0〜
決意と同意
もう一人の同じ中学だった人に
これまでの経緯を話して
彼の居場所を特定してもらうと、
わたしはそこへ急いだ。
今すぐに会いたい。
会って謝りたい。
わたしのせいで彼の居場所まで
なくなっちゃったんだ。
ーお昼休み
ある場所へ行くと、一人の男の子がいた。
その背中は何だか寂しそうで、
後ろからそっと近づいて触れてみた。
ビクッと震えるその肩。
「あ、ご、ごめんなさい…」