嘘と煙草と君とチョコレート
少し間を置いてから、
優希は続けた。

「林さん、さくらが一人になってから話し掛けに行っとるんだよ。
ウチとかが隣にいる時は絶対来ないもん。」

そう言われてみれば、
そうかもしれない。

私自身、全く気付かなかった訳ではないけど、
優希から言わせてみれば
"露骨すぎる"らしい。

もしかして・・・

そんな空想に浸りながら家路についた。

「メール楽しみだな・・・」
< 112 / 380 >

この作品をシェア

pagetop