東京ロマネスク~冷酷な将校の殉愛~《完》
「!?」
車の後ろから人の呻き声が訊こえる。
「どうしたの?千愛」
「…人の声が…」
「人の声?」
結城さんが車の後ろへと歩み寄る。
私も結城さんの背中を追った。
「「!!?」」
紫紺の制服姿の男性が壁に凭れかかって呻いていた。
「この制服の色って…『陰陽庁』の制服かしら?…じゃあ~この人は陰陽師?」
「・・・」
よく見ると…彼の顔はあの海里に激似。
海里は私の初恋の相手…フルネームは御堂海里(ミドウカイリ)
彼は有名な人気ショコラティエ。
「…『陰陽庁』に連絡しましょ」
「待って…結城さん…」
車の後ろから人の呻き声が訊こえる。
「どうしたの?千愛」
「…人の声が…」
「人の声?」
結城さんが車の後ろへと歩み寄る。
私も結城さんの背中を追った。
「「!!?」」
紫紺の制服姿の男性が壁に凭れかかって呻いていた。
「この制服の色って…『陰陽庁』の制服かしら?…じゃあ~この人は陰陽師?」
「・・・」
よく見ると…彼の顔はあの海里に激似。
海里は私の初恋の相手…フルネームは御堂海里(ミドウカイリ)
彼は有名な人気ショコラティエ。
「…『陰陽庁』に連絡しましょ」
「待って…結城さん…」