神竜Ⅰ
柊をソファーに寝かせて、頭を自分の膝
に乗せる。
柊の頭をなでようと手を伸ばすと。
柊「い…やだ…!一人にしないで…」
苦しそうな柊の寝言が聞こえた。
またあのことを思い出しているんだ…。
『あのこと』とは柊の過去。
柊は両親に捨てられたんだ。
父親は1億の借金を残して蒸発。
母親はお金のために柊を売った。
売られる寸前で逃げ出したらしく、路地
裏に座り込んでいるのを見つけて連れて
きたんだ。