[短編]美容師だって恋をする
「おはよ。」

マミは朝が早い。

早いし、何もしないし・・・

でも、唯一、毎朝皿いっぱいに野菜を食べる。

体重には気を使うマミ。

ストイックに自分を管理しているのには感心させられて

僕も一緒に野菜を食べるようになった。

美容室が休みの日は

夜からマミはうちに泊まり

朝までゆっくり過ごす。

彼女とのゆったりとした時間は

僕にとっても必要な時間で

心地よさと

何より、好きな彼女が隣にいるってことが嬉しすぎて・・・

つい、つい・・・ずーーっとくっついていると

最後は「沢田・・・やめろ・・・」ってキレられて

「ちなみに・・・AV鑑賞禁止だから!」って

マミなりの束縛は続いていて。

僕はその通りに従い

AVをしばらくお休みしている。

なんでだろう・・・

だまってこっそり見ちゃえばいいのに

そんな気は起きなかった。



マミだけを愛していたくて

それができている今がとっても満たされていて。






「ねえねえ・・・今度来て!一緒に。」マミが俺を誘った。

マミは大きな舞台の当日、僕を招待してくれたんだ。

「おっさんだけど、いいの?」不安な僕

マミは笑うしかなく・・・

「彼氏として来て!」

その甘えた表情はたまらなく、僕はマミ以上にその気になってしまっていて・・・


でも・・・


当日は大変な一日となってしまった・・・。






「マミ・・・もう強がるな・・・」

僕はマミがすごく好きだけど・・・

どうしようもなく

君を嫌いになってしまいそうだよ・・・





ショーは刻一刻始まりを迎えて行った。



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